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真言宗豊山派

賢臺山 法乗院

法乗院が開創されてから390年余。東京の下町、深川に建つこの寺院には、御本尊である大日如来さまを慕って今も多くの人々が集います。また、江戸時代から「深川ゑんま堂」としても地域の人々に親しまれ、広く信仰を集めています。

ゑんま堂

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日本最大の閻魔大王座像 

平成元年、現在のゑんま座像を建立。19のご祈願に対しお賽銭を投入すると、仏様より様々な説法を聞くことが出来るシステムを日本で初めて採用したゑんま像。おゑんまさまの除けと封じの御利益は特別なものとして有名で、江戸三ゑんまの一つとして庶民の信頼を集めています。

全高3.5m、全幅4.5m、重量1.5t、寄木造り


地獄極楽絵

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本堂一階に展示されている全16枚の地獄・極楽図は、天明四年(1784年)に江戸の宋庵という絵師によって描かれた作です。この絵は、悪事を重ねることの恐ろしさ、善い行いを積むことの必要性、御仏の慈愛、命の尊さを説いています。 冥途(死者の霊魂がいく世界)では、死後の人々は閻魔大王を中心に十人の王によって裁きを受けます。十王の本来の姿は菩薩ですが、裁判中は柔和な姿を隠して憤怒の身を現し、初七日から七十七日、一周忌、三周忌に至るまで、次々に亡者を受け取りその罪業を考査し未来に生まれるところを定めます。 御仏の教えの根本理念は、因果応報にあります。悪行を積めば悪い結果に、善行はよい結果になるように、人間は生きている時の行いが全ての原因になるということなのです。


曽我五郎の足跡石

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曽我五郎は、日本三大仇討ちの一つである曾我兄弟の仇討ち(そがきょうだいのあだうち)で、兄 曾我十郎と共に父親の敵である工藤祐経を討ったことで知られています。また、歌舞伎「曽我物語」の主人公として、庶民の支持を受けています。足跡石は、歌舞伎に縁深い当山に移されたもので、若くして一生を父の仇に終始した曽我兄弟の五郎が老母を背負い、工藤祐経の菩提と老母父の仇の報告をした帰りに残されたものと言い伝えられています。


初代豊田鳳憬の墓

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寛永4年(1851年)没 尺八琴古流宗家の豊田鳳憬は、傑出した虚無僧の高徳と尺八の伝統技能を大成した中興の人であり、当山はその累代菩提所として歌舞伎音曲に縁の深い事でも知られています。


初代市川八百蔵の墓

市川八百蔵(いちかわ やおぞう)は、松島吉三郎と名乗り大阪で子役として初舞台にたち、江戸に移り子役として中村座に共演し、「子役の名人」と賞された江戸中期の歌舞伎役者です。二世団十郎の門史跡に入り、寛延2年(1749年)に市川八百蔵と改名し、長じてその男振りの良さから荒事を最も得意とし和事、実事を得意とした役者でした。当たり役 五郎時致 暫 草摺引 など


歴史

法乗院ゑんま堂は、寛永6年(1629年)深川富吉町(東京・江東区)に創建され、同18年に現在地に移りました。開山は覚誉憎正、本山は十一面観音で有名な大和長谷寺です。当山は、弘法大師四国八十八ヶ所霊場の写し霊場として、江戸時代中期の宝永年間(1751-64)に江戸に設けられた御府内八十八ヶ所の第74番目札所であり、江戸三えんま『深川ゑんま堂』として古くから人々に親しまれてきました。江戸の時代には、当山正面に通じる道にゑんま堂橋(史跡)が架けられ、現在の清澄通りがなかった当時は、深川の中心道だったと伝えられています。

また、里俗に為永春水『春暁八幡佳年』、河竹黙阿弥『梅雨小袖昔八丈』などの江戸町人気質を盛り込んだ代表的江戸文芸や芝居の作品中にも当山は描かれており、当時の様子を伺い知ることが出来ます。なかでも『髪結い新三』の「ゑんま堂の場」は、当山が描かれた名場面の一つです。

行事


 

1月

- 初詣

- 元旦 新春大護摩供

- 大晦日 - 16日 閻魔天御開帳

- 16日 閻魔天大護摩供 


 

3月

- 春分の日 春彼岸法要


 

7月

- 第一日曜日 大施餓鬼会仏食供養法要

- 13日 お盆供養法要

- 16日 閻魔天大護摩供  


 

9月

- 秋分の日 秋彼岸法要

墓地

墓所をお探しの方へ

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一般墓地

3種類の大きさからお選びいただけます。

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預骨墓

預骨仏(墓苑内本尊釈迦如来像胎内)にて永代納骨させていただきます。

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永代供養墓 

後継子孫がいない方、独身の方、菩提寺が遠方のため分骨をお考えの方もご使用いただけます。故人の過去の宗教は問いません。

 

墓地に関するご相談を希望される方は、法乗院寺務局までお気楽にお電話、又はご来寺ください。

拝観案内

 

〒135−0033 東京都江東区深川2−16−3


拝観時間

開門時間 9:00  | 閉門時間 17:00


交通案内

 

地下鉄でお越しの方

- 東京メトロ東西線、都営地下鉄大江戸線「門前仲町駅」6番出口より徒歩5分

 

都バスで お越しの方

- 門33 豊海水産埠頭行き、門21 門前仲町行き「深川一丁目」停留所目の前
- 門33 亀戸行き、東大島駅行き「深川一丁目」停留所下車 徒歩2分

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